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練馬区初の試み!区民ボランティアによる「落ち葉清掃」を実施しました

2021年12月27日|カテゴリー:区民の森プロジェクト

目に鮮やかな紅葉も、落ち葉のシーズンを迎えると清掃が大変…。そこで区民ボランティアが参加する「落ち葉清掃」の取り組みを、令和3年11月から12月にかけて実施しました。

練馬区には屋敷林や社寺林などの民有の樹林地が多くありますが、所有者は日ごろの樹木の手入れなど、維持管理に負担を抱えています。特に落ち葉は近隣からの苦情となることもあり、多くの所有者が頭を悩ませています。こうした所有者の負担を軽減し、地域のみどりに対する理解を深めてもらおうと始めたのが、区民ボランティアの協力による「落ち葉清掃」です。

100名を超える区民ボランティアが参加

「落ち葉清掃」に参加したのは、ボランティア募集のねりま区報を見て申し込みをした100名を超える区民ボランティアの皆さん。中村、関町北、立野町の3か所の「保護樹林※」の周辺道路で、計13回実施しました。ほうきやちりとりなど、必要な道具は活動場所で貸し出し、参加者プレゼントとしてオリジナルの軍手を用意しました。

※保護樹林制度とは
樹林の所有者に対し剪定費の補助や、倒木などの事故に備えた賠償責任保険への加入などの支援をする練馬区の制度です。

参加者プレゼントのオリジナル軍手

「お手伝いしていただいて助かりました」と所有者からお礼

樹林の所有者の方からは、
「落ち葉シーズンになるとほぼ毎朝、落ち葉掃きを行っています。ボランティアの皆さんにお手伝いしていただいて助かりました」
「ボランティアの皆さんが落ち葉清掃に協力してくれたおかげで、今日は別の仕事をすることができました」
などと、感謝の声が相次ぎました。

中村の落ち葉清掃

「また参加したい」と参加者の声

参加者からは、さまざまな感想が寄せられました。
「参加者が多くて驚きました。みなさんのみどりに対する関心の高さがいいですね」
という声から、
「また参加したい」「貴重な体験でした」「すがすがしい気持ちになりました」
という声が各地で聞かれました。
「あっという間で物足りないくらい。子どもも楽しかったようです」「学校でSDGsを学習していたので、実際にやってみて楽しかった」
といった親子連れやお子さんの声もありました。

関町北の落ち葉清掃

また、落ち葉の清掃を通じて、練馬のみどりの大切さを実感する参加者も多くいたようです。
「庭のない我が家には想像以上の枯葉の量でびっくりでした。みどりの多い練馬の景色を失いたくないとつくづく思いました」
「所有者さん、長い歴史を築いていただきありがとう。練馬のみどりを今後とも大切にしよう」
などと、みどり豊かな練馬への思いを新たにした感想も寄せられました。

立野町の落ち葉清掃

大切なみどりを未来へ引き継ぐために

東京23区の中でもみどりの多い練馬区。その4分の3は、民有の樹林地や農地が占めていますが、民有のみどりは減少傾向にあるのが現状です。「落ち葉清掃」の取り組みを通じ、地域でねりまの豊かなみどりを守り、未来へ引き継ぐため、「みどりを育むムーブメント」の輪を広げていきます。

「落ち葉清掃」の取り組みを、練馬区ホームページでも紹介しています。ぜひご覧ください。

練馬みどりの葉っぴい基金では樹林地を守るための寄付を募集中

練馬みどりの葉っぴい基金では 区民の森プロジェクトでは、保護樹林に指定されている早宮けやきの森を取得し、後世に伝えるための寄付を募集しています。貴重な地域の樹林地を未来に伝えるため、皆さまのご支援をよろしくお願いします!

そのほかにも、複数のみどりを守り育てるためのコースから選んで寄付をすることができます。くわしくは、こちらをご覧ください。

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