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【取材記事】「四季の香ローズガーデン」のガーデナーに聞く、バラにかける想い!

2020年10月21日|カテゴリー:ローズガーデンプロジェクト

10月下旬からは、いよいよ秋のバラのシーズン到来!!
運営・管理を受託している第一園芸株式会社のガーデナー、忽滑谷 史記(ぬかりや ふみのり)さんに、バラの見どころや、ローズガーデンへの想いについてお聞きしました。

“自分の庭”だと思って楽しんでもらいたい

 

「四季の香ローズガーデン」のテーマは「香り」。
ダマスク、スパイシー、ミルラ、フルーティー、ブルー、ティーの6つの香りごとにエリア分けしてバラを植えています。バラの花はもちろん、香りも楽しめる贅沢な庭園なんですよ!

一般的なバラの見頃は春と秋の年2回ですが、実は春より秋の方が花を咲かせるのが難しいのだとか。

「日本は高温多湿で雨が多く、秋のバラは梅雨や暑い夏を越さなければならない。咲かせるのは大変なんです。バラを目当てに来園される方をがっかりさせないように、細心の注意を払ってできるだけ花の数を多く咲かせるようにしています」と忽滑谷さん。

ガーデナーは現在、忽滑谷さんを含め4名。皆さんの日々の努力があってこそ、美しい花が咲くのですね。

庭園内はバリアフリーなので、車椅子やベビーカーでも入りやすく、高齢者から小さなお子さんまで、幅広い年代の人たちが訪れます。

「地域の方たちには“自分の庭”だと思って楽しんでもらいたい。区外から足を運んでくださる方にも満足していただけるように、そんな想いで庭づくりをしています」

199品種のバラと、季節ごとの草花が圧巻!

イングリッシュガーデンというコンセプトでオープンし、開園から5年目を迎え、バラは成熟しほぼ完成形に近い形に! バラの品種は、現在199種、231株。花が目線より上に行かないように剪定したり、バラの季節以外に来ても楽しめるように草花を植えたり…と、ガーデナースタッフ一同でさまざまな工夫と試行錯誤を繰り返しているそう。

「草花は配色やイメージなどバラと調和するものを選んでいます。コーナーによってガラッと雰囲気が変わるので、ぜひ注目してみてください」

見頃の草花は写真付きで掲示されています。季節や年によって表情を変える庭を楽しめるのも魅力のひとつ。春はチューリップ、6月はアジサイ、初夏にユリ、8〜9月はヒマワリ、オミナエシなど、バラが咲いていない季節でも見どころがあるように、季節感のある庭を目指しているそうです。

今はハロウィン、季節の飾り付けもお楽しみに!

開園2年目くらいからは来園者の声などを取り入れ、ハロウィンやイースター、クリスマスのイルミネーションなど季節ごとの飾り付けをしたり、テーブルとデッキチェアを設置したり…と、進化し続けています。

拡張工事のためイベントの実施をしていませんが、「おかげで庭の手入れに専念ができ、寄せ植えなどを作っています(笑)」と、ガーデナーの心意気を感じます。

園内は毎年恒例のハロウィン装飾になりました! 例年より飾り付けを縮小し、テーブルなども撤去されていますが、バラはコロナ禍と関係なく、いつも通り花を咲かせ始めています。
ぜひ、秋のバラを堪能しに足を運んでみてください。

※ご来園の際は、マスク着用や事前の検温などの新型コロナウイルス感染症拡大防止のための対策にご協力をお願いいたします。

(取材:10月12日)

拡張工事レポート

2020年10月15日の工事の様子です。

着々と工事が進んでいます。

新しいローズガーデンの形ができていくのを見るのはワクワクしますね。

四季の香ローズガーデンの場所

練馬区光が丘5-2-6(四季の香公園内)

四季の香ローズガーデン拡張整備および花とみどりの相談所大規模改修について
四季の香ローズガーデン公式サイト

「ローズガーデンプロジェクト」への寄付を募集中!

令和2年11月30日まで
詳細はこちら

問合せ:練馬区みどり推進課
電話:03-5984-1659

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