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「葉っぴいレポート2025夏号Vol.1」発行のお知らせ 〜特集の追加情報も公開します!〜
2025年9月5日|カテゴリー:お知らせ, 牧野記念庭園プロジェクト, ねりまの森サポーターズ応援プロジェクト, 区民の森プロジェクト, 練馬のみどり全般を守り育む, ニュースレター

「練馬みどりの葉っぴい基金」の寄付状況や活動実績などをお知らせするため、毎年発行しているニュースレターですが、タイトルを「葉っぴいレポート」と改めて、誌面も一新! 葉っぴい基金がどのように活用されているかを、取材記事などを通して、より分かりやすく皆さまにお伝えしていきます。
「葉っぴいレポート」を発行しました
「葉っぴいレポート 2025年夏号 Vol.1」を発行しました。順次、練馬区役所や牧野記念庭園などに配架する予定ですので、見かけたら、ぜひお手に取ってご覧ください。

練馬みどりの葉っぴい基金「葉っぴいレポートVol.1 2025夏号」(PDF)
今回の「葉っぴいレポート」では、「ねりまの森サポーターズ応援プロジェクト」で支援している区民団体のうち、「西本村憩いの森ファンクラブ」の活動を紹介しています。
ここでは誌面には載せきれなかった活動の様子などを紹介します!
「西本村憩いの森ファンクラブ」の活動
あいにくの曇り空だった定例活動日。動きやすい服装をしたメンバーたちが、西本村憩いの森に集まってきました。
森のお手入れなどを通じて、自然と顔なじみが増えていくのっていいですね。

植物保全のためビニールテープで保護エリアを区切っている様子

親子連れで参加。子どもたちも、楽しそうに活動していました

除草作業は大変ですが、みんなでやると早い!?

雑草や枯れ葉などの回収作業。いくつものビニール袋がいっぱいになりました
「西本村憩いの森ファンクラブ」は植物の保全だけではなく、森の魅力を発行する様々なイベントも開催しています。人気の恒例イベントは、夏の夜に開催する「セミの羽化観察会」です。
代表の星野恵美さんは「メンバーには植物に詳しい人、昆虫に詳しい人、腐葉土に詳しい人など、いろいろな知識を持った方がたくさんいて、聞けば何でも教えてくれますよ」と話します。それぞれのメンバーがお互いの得意分野を活かし、知識を教え合いながら、地域の森を守り育んでいるんですね。

代表の星野さん
副代表の小口深志さんは生き物が大好きで、昆虫や鳥などの写真をたくさん撮り溜めています。「西本村憩いの森は草地と樹林のバランスが良く、多様な生き物が棲む貴重な森です。ぜひ皆さんに知ってもらいたい」とコメントをいただきました。

副代表の小口さん
入口から続くフェンスには、西本村憩いの森で見つかった様々な生き物の写真も掲示されているので、ぜひ注目して見てくださいね!

フェンスギャラリー
活動の拠点「西本村憩いの森」は自然がいっぱい!
「西本村憩いの森ファンクラブ」の皆さんが、大切に保全している「西本村憩いの森」。西本村というのは、この辺りの昔の地名に由来しています。昭和63年(1988年)に憩いの森となる前は、所有者の母屋に隣接する屋敷森・雑木林・畑として使われていました。白子川の崖線上にあり、今も当時の武蔵野の面影を残しています。

西本村憩いの森の様子
養蚕用のクワ、養蜂用のハリエンジュ、戦後に商品化を目指したクリ、そして生活に活かされたと思われるチャノキやヒサカキなども見られます。高木、中低木、高茎草、低茎草によって、緑が立体的に形成されていることが特長です。

春に甘い香りを放つハリエンジュ(4月撮影)

咲き始めのチャノキ(10月撮影)

オギ穂(10月撮影)
ここには、もとの所有者が大事にしてきた「ウラシマソウ」があります。区内でも群生で見られるのは珍しく、「西本村憩いの森ファンクラブ」の皆さんが、特に力を入れて保全に取り組んでいます。

ウラシマソウ(4月撮影)
ウラシマソウの名前の由来は、花の姿が釣り糸を垂らしている浦島太郎に似ていることから命名されたそうですよ。開花数は平成19年(2007年)で12株でしたが、令和7年(2025年)には266株と大幅に増加しています。
「ウラシマソウは文献が少なく、育てるのは試行錯誤ですが、種まきや花の観察会など、みんなで保全に取り組んでいます。『群落』と言えるくらい増やしていきたい」とメンバーの冨岡さんは語ります。
「葉っぴいレポート」では紹介しきれなかったメンバーの声
- 活動の際に、先輩方から地域の昔の話を聞くのが楽しいです。(30代・男性)
- ファンクラブが立ち上がる前から、かれこれ15年ほど西本村憩いの森の保全活動をしています。ウラシマソウの経年変化が楽しみです。(70代・男性)
- 川があり雑木林があり、ジブリの世界のような自然豊かな大泉に育ててもらいました。この豊かなみどりを次の世代に残したいです。
西本村憩いの森のすぐ近くにある大泉図書館では、階段の壁に西本村憩いの森の専用コーナーがあり、「図書館でチラシ(貼紙)を見て来ました!」という親子連れも多数参加していました。子どもたちの元気な声が、森の中に響きます。
やさしい雰囲気のなか、楽しんで活動している「西本村憩いの森ファンクラブ」の皆さんでした!
活動に興味のある方は、こちらをご覧ください。
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「葉っぴいレポート」はこちらで配布します
【配布場所】みどり推進課(練馬区役所本庁舎18階)、牧野記念庭園、中里郷土の森、四季の香ローズガーデン、こどもの森緑地など
郵送をご希望の方は、「氏名・送付先・部数」を電話、またはお問合せフォームよりお知らせください。
問合せ:練馬区みどり推進課協働係
電話:03-5984-2418
お問合せフォーム
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練馬みどりの葉っぴい基金「ねりまの森サポーターズ応援プロジェクト」は、憩いの森等を管理する区民団体の活動用具の充実に寄付金を活用し、ねりまの森を守り育てる活動を支援していきます。皆さまのご支援をよろしくお願いします!
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